アナタはヨガとピラティスの違いってご存知でしょうか?
インド発祥の健康法である「ヨガ」と海外セレブの間で自己の身体づくりで取り入られている「ピラティス」。
これだけでは、内容やその違いについてイマイチよくわかりませんよね。
確かにヨガとピラティスはよく似ているのですが、実はその効果は違うものなのです。

ということで今回はヨガとピラティスの違いと効果についてのご紹介です。アナタに合った健康的な身体つくりの参考に。

まずはヨガとピラティスについて詳しく説明します。
「え!?一緒じゃないの」っていう方も少なくないでしょう。

確かに同じような恰好であったり、マットをつかったストレッチであったり共通する部分は多いです。
ただしその二つには目的や考え方によって大きく分類されます。

ピラティスはドイツ人のジョセフ・ピラティスによって、病弱な身体の改善といったリハビリ目的で考案されたものが始まりと言われています。
現在においてピラティスは、健康やダイエットを目指すためのエクササイズとして進化しました。

そして進化の過程でインドで生まれたヨガを参考にして体系化されているため、ヨガとピラティスがとても似ているのです。
ただし、ピラティスはインナーマッスルや体幹を鍛えるのを目的としているため動きをつけたエクササイズとなります。

そもそもヨガはダイエットなどを目的としているものではありませんんでした。
インドの思想に基づいた修行・治療法のひとつと言われています。
現在ではヨガは呼吸法やポーズによるエクササイズとして行われており、基本は静止した状態で行われます。

とても似ているヨガとピラティスですが、目的が違うためその2つには効果が違ってきます。
その効果を知ることでアナタに合った身体づくりをしましょう。

ピラティスは身体の中心であるコアを安定させて手足を動かすエクササイズとなります。
正しい骨格を意識しながら、体幹の筋肉を整えてインナーマッスルを鍛えます。
インナーマッスルを鍛えることは様々な効果があります。
例えば、

• 代謝を良くして痩せやすくなる
  インナーマッスルを鍛えると全体の筋肉量が多くなり基礎代謝が向上します。
• 身体の姿勢が整う
  ピラティスは身体の歪みを矯正するので姿勢が整い肩こりや腰痛の改善に効果的です。
• 自律神経の調整
  自律神経は消化や呼吸などの機関の活動に大きく関わってます。
  ピラティスでの胸式呼吸で自律神経のバランスを整えます。
• 血流改善
  多くの筋肉や血管が通う骨盤周辺、股関節まわりを矯正するピラティスは、全身の血流を良くして冷え性などの改善にも効果的です。

ヨガは、主に腹式呼吸と共にゆっくりとポージングします。
心をリラックスさせてメンタルをコントロールすることから、心と身体のバランスを整えるのに効果が期待できます。
身体的な健康を目指すピラティスのは違い、精神的な健康を目指し精神面での強化のに加え、内臓にも働きかけ身体の中から整えることを目的としています。
※詳しくは「ヨガ初心者の方へ。ヨガをするためのメリットや豆知識をご紹介。」（https://ichimujin-lab.com/yoga_column202011/）ページもご覧ください。

ヨガかピラティス、いざ始めるとなるとどちらを選べばいいのか分からない方も少なくないでしょう。
前項でご紹介した効果を理解して目的に応じて選択するといいでしょう。

ヨガは瞬発的な激しい運動はないので、運動が苦手な方でも楽しんで行う事が出来ます。
無理なく筋肉を刺激し内側から身体を鍛えながらダイエットしたい、呼吸でリラックスしながら日頃のストレス軽減したいといった方にヨガはおススメです。
どちらかと言えばメンタル部分をと問えながら健康的な身体を作りたい方は是非ヨガをしてみましょう。

ピラティスは体幹を重視する健康法なので、インナーマッスルを鍛え骨盤の矯正などが効果的なエクササイズです。
姿勢を整えて美しいボディラインを手に入れたり肩こりや腰痛を軽減したい人、筋肉量を増やして痩せやすい身体を作りたいといった方はまさにうってつけでしょう。
忙しい中で、ヨガよりも早く効果を出したいという方にもおススメです。

ヨガとピラティスについていかがでしたしょうか。
全身に酸素を回し心身共に本来の機能を高めるのがヨガ、インナーマッスルを鍛え体幹強化しケガの防止を目的とするのがピラティス、といったように似ているようでその二つは目的が違っています。
どちらが正しいとかは無く、アナタの気分で交互にやってみるのもいいかもしれません。
健康的な身体を手に入れたいというアナタは是非ヨガやピラティスに注目してはいかがでしょう?

いちむじんラボではヨガやピラティスについてのご質問も随時受け付けております。
是非お気軽にご相談くださいね。